乳酸と乳酸菌って同じなの?

はじめに

乳酸菌サプリメントのほか乳酸菌生成物質のサプリメントも販売されていて、また乳酸菌飲料のほか乳性飲料というカテゴリも存在しますが、それらはどのように違うのでしょうか。 この記事では乳酸と乳酸菌の関係をまとめます。

乳酸菌が乳酸を作る

乳酸菌はブドウ糖を栄養として、ブドウ糖の5割以上の乳酸を作る菌のことです。 ビフィズス菌は乳酸に加え酢酸も作りますが、作り出す乳酸量はブドウ糖量の5割以下です。

乳酸菌が乳酸を作ることを乳酸発酵といい、ヨーグルトや漬物を製造するときにも行われます。 また乳酸菌は乳酸のほかにも色々な成分を生産し、それが乳酸菌生成物質のサプリメントとして販売されています。
参考URLhttp://omolo.jp/karada.html

腸内細菌のバランスを良くするために難消化性成分や生きた菌を摂ることを順に「プレバイオティクス」「プロバイオティクス」といい、乳酸菌分泌物を摂取するなど、腸内フローラに関わらず体の調子を整えることを「バイオジェニックス」といいます。

乳酸発酵で色々な食品ができている

ヨーグルトは乳酸によって牛乳のタンパク質が固まったもので、乳酸の抗菌作用によりヨーグルトの保存性が高まります。

日本官能評価学会誌Vol. 14によると、マイルドなヨーグルトの乳酸含量は0.85~0.95%であり、酸味の強いヨーグルトは0.95~1.20%とされており、乳酸量はヨーグルトの味に影響します。

またヨーグルトは35℃や45℃に比べ、40℃の環境において最も乳酸発酵が活発に行われ、30℃以下ではヨーグルトが固まりません。 そのほか大根、たか菜、キャベツ、かぶなど様々な種類の野菜が乳酸発酵によって漬物になります。

それでは乳性飲料に乳酸は含まれているのでしょうか。 乳飲料や乳酸菌飲料に該当せず清涼飲料水に分類されるものが乳性飲料と呼ばれ、原材料はブドウ糖に発酵乳や乳酸菌飲料が加えられている商品が大方です。

乳飲料は乳固形分(無脂乳固形分と乳脂肪分)が3%以上のものを指し、乳酸菌飲料は乳酸菌や酵母が一定数以上含まれているものと定められているのです。 ですから乳性飲料には乳酸が含まれていて、サラサラとした飲み心地で爽やかな味がします。