乳酸菌とオリゴ糖

はじめに

乳酸菌サプリメントにはオリゴ糖入りのものがありますが、それらを同時に摂るとどのような点が良いのでしょうか。 この記事では乳酸菌とオリゴ糖の関係をまとめます。

オリゴ糖の種類

オリゴ糖は、グルコースやガラクトースなどの単糖(それ以上分解できない糖)が数個つながってできているものを指します。

そして乳酸菌サプリメントに入っているオリゴ糖の種類は、ラクチュロース(ミルクオリゴ糖)、ガラクトオリゴ糖、フラクトオリゴ糖などです。 ラクチュロースはガラクトースとフルクトースがつながったもので、牛乳を殺菌することで生まれます。

ラクチュロースを摂ると、腸内のビフィズス菌が増え、腸内のビフィズス菌は有機酸を発生して腸のぜん動運動を促します。 またラクチュロースには便に適度な水分が含まれるようにする作用や、アンモニアの吸収を抑える働きもあります。

ガラクトオリゴ糖はガラクトースとラクトース(乳糖)からなり、乳糖を含んでいて、乳糖はガラクトースとグルコースがつながったものです。 ガラクトオリゴ糖は消化されずに大腸に届いて乳酸菌のエサになるため、排便回数や腸内のビフィズス菌の増加につながります。

ガラクトースが大腸にいる細菌のエサになると、水素が発生して呼気に出るため、ガラクトオリゴ糖が難消化性であることが確認できます。 また、ガラクトオリゴ糖には整腸作用のほかミネラルの吸収促進作用などもあります。

フラクトオリゴ糖はブドウ糖1個にフラクトース(果糖)が1~3個つながったもので、エネルギーは1gあたり2kcalと砂糖の半分です。 果糖の数が少ないものは早く善玉菌を増やし、果糖の数が多いものはじっくりと善玉菌のエサになります。

特定保健用食品の申請データによると、フラクトオリゴ糖15gを2週間摂ったところ、善玉菌の割合が17.5%から39.8%に増加したという結果です。

終わりに

乳酸菌は生きて腸に届くか善玉菌のエサになり、オリゴ糖も善玉菌の栄養になるので、それらを同時に摂取すると腸内の善玉菌を増やす効果が高まります。