はっ酵乳用の乳酸菌

はじめに

乳酸菌はヨーグルトづくりなどに用いられる「はっ酵乳用乳酸菌」や、動物の腸内にいる「腸管系乳酸菌」に分類できますが、それぞれどのような傾向があるのでしょうか。この記事ではっ酵乳用乳酸菌の種類と特徴をまとめます。

はっ酵乳用乳酸菌とは

はっ酵乳とは厚生労働省の省令で、1mlあたりの乳酸菌または酵母菌の数が1万以上で、無脂乳固形分が8%以上のものと定められています。無脂乳固形分とは牛乳の固形成分から脂肪分を除いたもので、タンパク質などが含まれています。

はっ酵乳の歴史は長く紀元前8000年頃に生まれ、日本では500年頃の奈良時代には存在していたといわれています。はっ酵乳の代表であるヨーグルトは、乳酸菌が乳糖を栄養源として作った乳酸が、牛乳に含まれるタンパク質「カゼイン」と反応して固まります。

はっ酵乳用乳酸菌はミルクに含まれる乳糖を栄養源として育ち、比較的他の菌と共生するのが苦手な傾向があります。そのため醗酵乳用乳酸菌を摂っても、生きたまま腸に届きにくい傾向がありますが、死んだ乳酸菌は腸内の善玉菌のエサになります。

はっ酵乳用乳酸菌の種類と特徴

ブルアガリア菌

代表的なはっ酵乳用の乳酸桿菌で、ヨーグルトができるときにサーモフィラス菌に必要なアミノ酸やペプチドを作る。

ラクチス菌

酸素の有無に関わらず生育できる乳酸球菌。

クレモリス菌

長寿の方が多いヨーロッパ地域で作られている自家製ヨーグルト「カスピ海ヨーグルト」を作る乳酸球菌。

サーモフィルス菌

国連機関のFAOとWHOにより設置された機関が定める国際基準「コーデックス規格」では、ヨーグルトとは「乳酸桿菌属と乳酸球菌のサーモフィラス菌により発酵したもの」とされている。ヨーグルトができるとき、サーモフィラス菌はブルガリア菌の生育に必要なギ酸を作る。

終わりに

ヨーグルトができる菌が全てはっ酵乳用乳酸菌と呼ばれるわけではなく、腸管系乳酸菌や植物性乳酸菌からもヨーグルトが作られています。

参考URLhttp://www.ikps.info/kin0002.html
こちらには乳酸菌に期待できる効果についてまとめられています。健康にも美容にも嬉しいはたらきをしてくれる乳酸菌は男女問わず多くの方に摂っていただきたい成分です。